歯の黄ばみ・着色が気になる!原因と対処法は?
飲食や加齢などによって歯は少しずつ黄ばんできます。
しかし、セルフケアやホワイトニングでそういった着色を落とすことは可能です。歯の黄ばみが気になるという方は、ぜひ一度ご検討ください。
原因
飲食・嗜好品
どのような食べ物・飲み物も、程度の差こそあれ着色の原因になります。特に、コーヒーや紅茶や赤ワイン、カレーやミートソースやチョコレートといった、色の濃い飲食物は、着色が進みやすくなります。また、喫煙も着色の原因になります。
加齢
加齢によってエナメル質が薄くなり、内側の象牙質の色が透けると、歯が黄ばんで見えるようになります。
対処法と予防の仕方
着色を落とす
食後の歯磨きに加え、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。
また、歯磨きやうがいは、食後できるだけすぐに行いましょう。
ステインを付着させない口内環境をつくる
歯の表面がツルツルしていると、歯垢の付着だけでなく、着色を防ぐことになります。PMTCなどが有効です。
また、食後に唾液の分泌を促進するのも良いでしょう。舌の体操をしたり、唾液腺マッサージをしたり、キシリトール入りのガムを噛んだりすることで唾液の分泌が促され、汚れを洗い流してくれます。
セルフで歯を白くする方法3選
セルフケア(ご自宅)で歯を白くする方法には、以下のようなものがあります。
- ホワイトニング用の歯磨き粉を使う
ホワイトニング効果のある歯磨き粉が市販されています。ただし、研磨剤が多く入っているものは、歯を傷つけるおそれがあるためおすすめしません。歯磨き粉は、研磨剤を使用していない、もしくは研磨剤の量が少ないものものをおすすめします。 - 歯の消しゴムで歯の表面を磨く
歯の表面を磨いて着色を落とす「歯の消しゴム」というものが市販されています。着色を落とす効果はありますが、歯の表面を傷つけるおそれがありますので、おすすめしません。 - ホームホワイトニング
ご自宅で、患者様のお口に合わせて作ったトレーと、専用のキットを使って行うホワイトニングです。この中では一番手間・費用がかかりますが、歯を傷つけず、しっかりと白くすることができます。
ホワイトニングに抵抗があるという方は、歯科医院で行うPMTCもおすすめです。歯科医師または歯科衛生士が、専用の機械を用いて行う歯の歯面清掃です。ホワイトニングほどではありませんが、歯の表面的な汚れを落とすことで、歯を白くすることができます。
こんな方にホームホワイトニングがおすすめ!
- 加齢で歯が黄ばんできた
- コーヒーやお茶、赤ワインをよく飲んでおり歯に着色している
- タバコを吸ってヤニが付いている
- 歯垢が付着して着色している
ホワイトニングが受けられない方
- 18歳未満の方
- 重度の歯周病の方
- エナメル質にヒビが入っている方
- 知覚過敏が強い方
- 呼吸器疾患、無カタラーゼ症がある方
- 妊娠中、授乳中の方
その他、神経を抜いたことで変色した歯(失活歯)、金属の溶け出しによって変色した歯、人工歯は、ホワイトニングで白くすることができません。
また、虫歯がある場合には先にその治療を行う必要があります。
ホワイトニングが受けられない方におすすめの治療法
※失活歯については、ブリーチングで白くすることが可能です。お気軽にご相談ください。
ホームホワイトニングのメリット・デメリット
ホームホワイトニングとは、歯科医院で検査・型取りを行い、専用のトレーをお作りし、そのトレーとホワイトニングキットを使ってご自宅で行うホワイトニングです。
薬剤を注入したトレーを毎日一定時間装着し、それを2~4週間継続します。事前に丁寧にご説明いたしますので、初めての方でも安心してご相談ください。
メリット
- 好きな時間に取り組むことができる。
- 時間をかけて歯を白くするため、白さが長持ちする。
- 少しずつ歯を白くするため、「白くなり過ぎた」という心配がない。
- トレーは次回のホームホワイトニングにも使用できるため、経済的。
デメリット
- 歯科医院で行われる「オフィスホワイトニング」と比べると、効果の現れ方が緩やか。
- 連日時間を作ってホワイトニングを行う必要がある。
ホームホワイトニングにおけるリスクと注意点
- 少しずつ歯を白くするため、効果をご実感できるまでに2週間ほどかかります。
- ホワイトニング中、歯がしみたり痛みを感じたりすることがあります。こういった症状が数日続く場合には、痛み止めを服用していただくか、一時的に使用を中断し、2,3日経ってから再開してください。
- ホームホワイトニングの期間中は、歯質が着色しやすい状態になっています。コーヒーや紅茶、カレー、ソース類、喫煙、色のついた洗口剤などの使用はできるだけ避けてください。
- 歯に白い斑点やシミ(ホワイトスポット)がある場合、ホームホワイトニングによってさらに目立ってしまいます。
- 矯正治療とホームホワイトニングの両方をお考えの方は、矯正治療がある程度進んでから、ホワイトニングを行うことをおすすめします。先にホワイトニングを行うと、重なっていたために漂白されなかった部位が露わになることがあるためです。(マウスピース矯正を選択された場合は、矯正用のマウスピースでホームホワイトニングができます)
ホワイトニングの症例
ホワイトニング症例①
Before
After
①治療名 | ホワイトニング |
---|---|
②治療説明 | 上下全ての歯のホームホワイトニング (マウスピースを作製しホワイトニングジェルをご自宅で使用する) |
③治療回数・期間 | 3回・3ヶ月 |
④副作用とリスク | ホワイトニングの効果や作用を妨げる飲食物を避ける必要があります。 また知覚過敏を引き起こす可能性があります。 |
⑤料金 | 35,000円(ホワイトニング30,000円・ホワイトニングジェル追加:5,000円) |
ホワイトニング症例②
Before
After
①治療名 | ホワイトニング |
---|---|
②治療説明 | 上下全ての歯のホームホワイトニング (マウスピースを作製しホワイトニングジェルをご自宅で使用する) |
③治療回数・期間 | 3回・1ヶ月 |
④副作用とリスク | ホワイトニングの効果や作用を妨げる飲食物を避ける必要があります。 また知覚過敏を引き起こす可能性があります。 |
⑤料金 | 30,000円 |
ブリーチングの症例
ブリーチングの症例①
Before
After
①治療名 | ブリーチング |
---|---|
②治療説明 | 上顎両側中切歯の変色をブリーチングにて治療しました。 |
③治療回数・期間 | 3回・2ヶ月 |
④副作用とリスク | 失活歯(歯の神経が無く治療されている歯)にしかできません。 ブリーチングにより歯にダメージがある場合があります。 |
⑤料金 | 6,000円(1歯3,000円) |
ブリーチングの症例②
Before
After
①治療名 | ブリーチング |
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②治療説明 | 右上中切歯の変色をブリーチングにて治療しました。 |
③治療回数・期間 | 2回・2週間 |
④副作用とリスク | 失活歯(歯の神経が無く治療されている歯)にしかできません。 ブリーチングにより歯にダメージがある場合があります。 |
⑤料金 | 3,000円 |
ブリーチングの症例③
Before
After
①治療名 | ブリーチング |
---|---|
②治療説明 | 右上中切歯・側切歯の変色をブリーチングにて治療しました。 |
③治療回数・期間 | 2回・1ヶ月 |
④副作用とリスク | 失活歯(歯の神経が無く治療されている歯)にしかできません。 ブリーチングにより歯にダメージがある場合があります。 |
⑤料金 | 6,000円(1歯3,000円) |
ブリーチングの症例④
Before
After
①治療名 | ブリーチング |
---|---|
②治療説明 | 左上中切歯の変色をブリーチングにて治療しました。 |
③治療回数・期間 | 2回・2週間 |
④副作用とリスク | 失活歯(歯の神経が無く治療されている歯)にしかできません。 ブリーチングにより歯にダメージがある場合があります。 |
⑤料金 | 3,000円 |
ブリーチングの症例⑤
Before
After
①治療名 | ブリーチング |
---|---|
②治療説明 | 左上中切歯の変色をブリーチングにて治療しました。 |
③治療回数・期間 | 2回・2週間 |
④副作用とリスク | 失活歯(歯の神経が無く治療されている歯)にしかできません。 ブリーチングにより歯にダメージがある場合があります。 |
⑤料金 | 3,000円 |
当院で行うホワイトニングの費用
ホームホワイトニング
※消費税込みの表記です。
ホームホワイトニング | 片顎 | 15,000円 |
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全顎 | 30,000円 | |
薬剤2本追加 | 5,000円 |
ブリーチング
ブリーチングとは、神経のない歯によって変色した歯に対する漂白です。歯の裏側から小さな穴を開け、漂白剤で歯を白くします。
※消費税込みの表記です。
ブリーチング(失活歯のみ) | 5,000円/1歯 |
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追加 | 3,000円 |
※令和5年4月1日改定