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2016.01.29

摂食嚥下障害③

摂食嚥下障害に当てはまる主な訴えは

「食べにくい」

「食べられないものがある」

うまく飲み込めない

「食事中にむせる

「誤嚥する(誤って肺へ飲み込む)」

「肺炎を繰り返す」

などです。

自覚症状(自分自身で感じる症状)としては

むせる

唾液が多いと感じることがある、よだれがこぼれることがある」

「食べ物が口の中にいつまでも残る」

「食べ物を飲み込むのに水が必要である」

「食べ物がなかなか飲み込めない、食後にのどに引っかかる感じがする」

他覚症状(他人からみた症状)としては

「食欲の低下がみられる」

「飲み込みやすいものだけを選んで食べている」

「口の中にいちまでも食べ物をためている、なかなか飲み込まない」

上を向いて食べる、汁物と交互に食べている

「ひどい歯垢(歯の汚れ)」

ご自身、もしくはご家族の方で、こんな症状がみられる方はいませんか?

いくつ当てはまりましたか?

結局は「うまく飲み込めない」ことが全ての原因です。

特に高齢者の場合、いくつかの理由(因子)があって「うまく飲み込めない」のです。

その最たるものが、「薬の副作用」です。

睡眠薬(安定剤)

高血圧の薬(降圧剤)

おしっこを出す薬(利尿剤)

痛みどめ(消炎鎮痛剤)

は種類によっては「唾液分泌を阻害する(抑える)」薬であり、これらの薬は多くの高齢者が服用しています。

もちろん、医科学的見地から服用する必要があるため処方されているので、自己判断や主治医の判断なしに服用を中止したり、薬を減らしたりするのは決していけません!!

摂食嚥下障害の診査(検査)方法は様々です。

・自分の唾液を一定時間内に何回飲み込めるか(嚥下できるか)

・食べ物を飲み込む時の嚥下音を聴診器で聴く方法

嚥下造影法(VF ; Video fluorography) 嚥下運動を動画で確認する方法

嚥下内視鏡検査(VE ; Videoendoscopic examination of swallowing) 内視鏡を挿入し嚥下運動を観察する方法

などが主な検査方法です。

特に、最後の「嚥下内視鏡検査」(VE)内視鏡(ファイバースコープ)を鼻から入れて、実際食べ物を食べている時の嚥下運動を観察することでどのような食べ物が食べられて、どのように調理すれば食べられるのか、などの食事内容の評価と決定を患者様の負担が少ない状態で行えるのが利点です。また、これらの検査は「歯科」でも保険治療で行うことができます。

「摂食嚥下障害」や「誤嚥性肺炎」に対する歯科の取り組みは、「高齢者のあらゆる生活においてQOL(生活の質)を良い状態で維持すること」が目標であり、それは「義歯(入れ歯)でしっかり噛める」ことや「食べられる物を美味しく食べる」ことだと思います。

伊丹市 木下歯科 木下勝巳

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